社会貢献委員会より JPTAボールリユース活動について その2
こんにちは。
日本プロテニス協会、社会貢献委員長の木下です。
社会貢献委員会事業としてボールリユース活動を開始して約2年が経ちました。
2年間でボールの提供を行った学校や施設等の数は約500箇所、ボール数は約24万個に及びました。
今回はその受手先の一部をご紹介したいと思います。
○お車を使ってボールを取りに行かれたケース
ボールリユース活動では送料を受手先に負担していただいており、300個1箱で2,000円前後となっております。もちろん通常ボールを購入されるより大幅に安い金額ですが、直接取りに行けば送料等かからないので協会としても近隣であれば推奨しております。
東京都内の小学校の例ですが、お車で約10,000個のボールを教頭先生自ら車を出し、23区内のテニスクラブ等へ数回に分けて取りに行かれました。車がパンパンになったとの事ですが、無事学校へ全て運べたようです。全校生徒の約1,000名の机と椅子に着けるそうで、有効に使っていただければと思います。
○介護事業所でボールリユース活動をご利用されたケース
介護事業所においても学校同様にボールの提供が可能となっております。
ボールを机と椅子に付ける事で騒音防止はもちろん、障害者のためのバリアフリーとして弱い力で机等を動かすことが可能になり、介助負担の軽減となるそうです。宮城県の事業所からお写真をいただきましたのでご紹介致します。
ここ2年間で提供者様、希望者様双方より沢山のお申込みをいただきました。
この協会の活動を機に地域のテニス関係者と学が繋がるキッカケとなり、送料がかからないボールリユースの仕組みが実現する事を願っております。
ボール数のバランスは日々変動していますが、2021年12月現在、約30,000個のボールストックがございます。学校様や介護事業所様においてはこの機会に是非ボールリユース活動への参加をご検討下さい。1つでも多くのボールが有効に使われる事を願っております。